「高校って授業料が無料になるって聞いたけど、うちは本当に対象なの?申請って自分でやらないといけないの?手続き忘れたら損するのかな…」
そう思う方もいるかもしれません。
高校授業料の無償化制度は、条件を満たせば大きな支援になりますが、仕組みや手続きを知らないままにしておくと、本来もらえるはずの支援を受け損ねることもあるのです。
この記事では、高校授業料の無償化制度について、対象になる家庭の条件、支給される金額、申請方法、よくある失敗例、そして授業料以外にも活用できる支援制度まで、損をしないために知っておくべき5つのポイントをわかりやすく解説します。
高校授業料は本当に無償化されるの?対象や条件をわかりやすく解説
「うちの子も授業料が無料になるのか不安…」そんな声、よく耳にします。
高校授業料の無償化制度は誰でも対象になるわけではありませんが、きちんと条件を知っていれば安心できます。
まずはこの制度の基本から、順を追って見ていきましょう。
無償化の対象になる家庭とは?収入の目安をチェック
「なんとなく無償になるらしいけど、うちは本当に対象なの?」
そう心配になるのは当然です。実は私も、息子が中学3年のとき、ママ友から「申請しないと損するよ」と聞くまで、詳しい条件をほとんど知らなかったんです。
文部科学省が定める「高等学校等就学支援金制度」では、世帯年収が約910万円未満の家庭が支給対象になります。ただし、これは目安であり、実際は「住民税の課税額」で判断されるため、家族構成や扶養人数によって多少前後するのがポイントです。
私のようなパート勤務の家庭であれば、かなりの確率で対象になります。ただし、「収入が少ない=自動的に支給される」わけではありません。申請しなければもらえないのが、この制度の大きな落とし穴なんです。
制度の恩恵を受けるには、「私は該当しているか?」を早い段階で確認しておくことが大切です。自治体の公式サイトや学校から配布される資料に目を通し、わからない場合は早めに学校に相談しておきましょう。
高校無償化制度の概要と仕組み
授業料無償化と聞くと、「高校にかかるお金がゼロになる」と思いがちですが、実際には少し複雑な仕組みになっています。簡単にいうと、国が授業料分を高校に直接支払ってくれる制度で、対象家庭は授業料の支払いをしなくて済む、という形です。
公立高校の場合、授業料は年間11万8,800円。この金額が丸ごと免除されるのが一般的です。一方、私立高校は授業料が高いため、最大で年間39万6,000円の支援が受けられるようになっています。
ただし私立の場合、授業料が支給額を上回ると、その分は自己負担となります。たとえば授業料が50万円の高校に通うとしたら、残りの10万円超は自分で支払う必要があります。
実際、うちの近所の私立高校に通う子の親御さんが「うちは思ったより支給額が少なくて…」とぼやいていたのを聞いたことがあります。ですから、進学先の授業料と、支給される金額のバランスも見ておくと安心です。
住んでいる地域によって違いはあるの?地方自治体の制度も確認
「国の制度だけでいいの?」と疑問に思うかもしれませんが、都道府県や市区町村によって、さらに上乗せ支援があることも多いです。
たとえば東京都や大阪府などでは、独自に私立高校の授業料を全額補助してくれる制度があります。つまり、国の支援と都道府県の支援を合わせることで、実質的に「完全無償化」が実現する場合もあるのです。
私の友人(都内在住)は、こうした地域の制度を知らずに進学後に慌てて調べたことがあり、「もっと早く知っていれば、進路の選び方も違ったかも」と悔やんでいました。
地域による違いを知らないままだと、思わぬ出費に慌てることも。進学を考える段階で、必ず自分の住んでいる地域の支援内容をチェックしておきましょう。自治体の教育委員会や公式サイトが主な情報源になります。
公立・私立で違う?高校無償化制度の支給額と対象世帯
「公立と私立でどれくらい金額が違うの?」と迷う保護者も多いはず。
支援制度は進学先によって大きく差が出るため、事前に知っておくことで後悔を防げます。
この章では、学校種別ごとの支給額と対象条件を詳しく見ていきましょう。
公立高校の授業料と支援内容
まず、公立高校について見てみましょう。現在、公立高校の授業料は年間11万8,800円と定められています。この金額、決して小さくはありませんよね。私自身、最初にこの額を聞いたとき、「中学までは無償だったのに急に負担が増えるな…」と正直焦りました。
しかし、就学支援金制度を活用すれば、世帯年収910万円未満の家庭であれば、この授業料が全額免除されます。つまり、公立高校に進学した場合、多くの家庭が授業料の負担ゼロで通えるということです。
実際、息子の通う地元の公立高校でも、クラスのほとんどの家庭が支援を受けているとのこと。お金の面で公立を選ぶという家庭も多く見かけます。
ただし、授業料以外にも教材費や制服代などの出費はあるため、「全くお金がかからない」というわけではありません。けれども、授業料が無料になるのは本当にありがたく、これが進学への大きな後押しになるのは間違いありません。
私立高校の授業料と支援金の金額
では、私立高校の場合はどうでしょうか。私立は公立と比べて授業料が高く、年間40万〜70万円以上になるケースも少なくありません。聞いただけでドキッとしますよね。
そんな中、国の就学支援金制度では、年収に応じて最大39万6,000円まで授業料の支援が受けられるようになっています。たとえば、世帯年収が590万円未満の場合、この上限額まで支給されることが多いです。
ただし、支給額を上回る授業料については、当然ながら自己負担になります。仮に授業料が60万円であれば、約20万円は家庭が負担しなければなりません。
「え、それでもうちには厳しい…」と思った方、安心してください。都道府県によっては、国の支援に加えて独自の補助制度を設けているところもあります。東京都や大阪府では、条件に合えば自己負担ゼロになる私立高校もあるんです。
とはいえ、「自己負担がある」という前提で、事前に学校ごとの授業料を調べておくのが大切です。進学説明会で聞ける場合もあるので、積極的に質問してみましょう。
世帯年収によってもらえる額はどう変わる?
支援金の金額は、進学先だけでなく、世帯年収によっても変わります。ここが少しややこしいポイントです。
ざっくり言うと、
- 年収590万円未満 → 私立でも最大額(約39万6,000円)支給
- 年収590〜910万円未満 → 私立でも約11万8,800円支給(公立と同額)
- 年収910万円以上 → 支援の対象外
私の知人は、夫婦共働きで「収入がギリギリ対象外だった…」と悔しがっていました。扶養家族の数や所得控除の額なども影響するため、年収だけで判断しない方がいいです。
実際の判定は「住民税所得割額」で決まるため、不安な人は役所で課税証明書を確認するか、学校の事務に相談してみるとよいでしょう。
「うちは無理かも…」とあきらめる前に、まずは情報をきちんと確認する。これが、損をしないための第一歩です。
授業料以外の費用も支援される?その他の支援制度まとめ
「授業料が無料でも、他にお金がかかるって本当?」と不安になる気持ち、よくわかります。
授業料以外にも思わぬ出費がある中で、支援制度を知っていれば負担を大きく減らすことができます。
この章では、授業料以外で使える制度についても詳しく紹介していきます。
教科書・教材費・制服代の補助はある?
「授業料が無償化されたって言っても、入学時の費用がけっこうかかる…」と感じた保護者の声をよく聞きます。実際、私の息子が高校に入学したときも、制服代と教科書代で5万円以上かかって、家計が一気にきゅうくつになりました。
そんな費用の一部を支援してくれる制度が、自治体によって用意されていることがあります。たとえば、一部の市区町村では入学準備金として3万〜5万円ほど支給されるケースもありました。
ただし、これらは全国共通ではなく、地域によって制度の有無や支給額が異なるのが現状です。「うちの地域にはない」と思い込まず、市役所や教育委員会の窓口に確認してみるのがおすすめです。
また、ひとり親家庭や生活保護を受けている世帯の場合、さらに手厚い補助があることもあります。中には制服や通学用品を現物支給してくれる自治体もあるんです。
「授業料以外は自己負担」と思い込まず、使える制度は遠慮せずに活用することが大切です。
「高校生等奨学給付金」とは?対象と支給額
もうひとつ注目すべき支援が、「高校生等奨学給付金」です。これは授業料とは別に、教材費や学校生活にかかる費用の一部を支援してくれる制度です。
たとえば、住民税非課税世帯であれば、
- 公立高校:約3万2,000円(年額)
- 私立高校:約5万2,000円(年額)
が支給されることになっています。私立のほうが金額が高いのは、負担が大きいためです。
実は私もこの制度を知ったのは、子どもが入学してからしばらく経ってからでした。学校からのお知らせはあったものの、小さなプリント1枚で見落としていたんです。あとから申請して間に合いましたが、もし気づかなかったら…と考えると、ちょっとゾッとしました。
申請には収入を証明する書類や、学校からの申請書類が必要になります。忘れずに申請しないと支給されないので、提出期限や必要書類はしっかりチェックしておきましょう。
ひとり親家庭や非課税世帯向けの追加支援制度とは?
ひとり親家庭や住民税非課税世帯は、さらに優先的・手厚く支援を受けられる傾向があります。これは、進学や学校生活に不安を抱えやすい世帯をサポートするための制度です。
具体的には、さきほどの奨学給付金の金額が増額されたり、通学費や補助教材の購入費が支給されたりすることもあります。また、地方自治体によっては、入学時に一時金が支給される制度も存在します。
私の教え子の家庭では、ひとり親世帯として自治体からの支援を利用して、制服や体育着までほとんど自費なしで揃えることができたそうです。「ここまで助けてもらえると思わなかった」と、保護者の方は本当に安心した表情をしていました。
特に、生活の中で教育費が重く感じるご家庭こそ、早めに情報を集めて、必要な制度に申し込むことが重要です。「うちは条件に当てはまらないかも…」と思っても、まずは調べてみることが、子どもの未来を守る一歩になります。
無償化の手続き方法とは?申請時期・必要書類・注意点
「手続きって、どうすればいいの?」と戸惑う保護者はとても多いです。
無償化の制度は申請しなければ適用されないため、手続きの流れを知ることが大切です。
ここでは申請の時期や必要書類、注意点をしっかり確認していきましょう。
申請はいつ・どこで行う?手続きの流れ
「うちは対象だから、何もしなくても自動で授業料が無料になるんでしょ?」
実はこの考えが、一番危ない落とし穴です。
授業料無償化の制度は、申請をしないと受けられません。申請の多くは、子どもが高校に入学する4月〜5月ごろに行われ、在学中も年に1回は更新手続きが必要です。
手続きは、原則として学校経由で行います。入学後すぐに、学校から配布される申請書類をもとに、必要事項を記入し、学校に提出します。学校がそれをとりまとめて、自治体や国に送る流れです。
私も最初は「市役所に行かなきゃいけないの?」と勘違いしていましたが、実際はすべて学校で済んだのでホッとしました。ただし、書類の締切が短く、見落とすと申請できなくなるリスクがあるので、子どもから渡されるプリント類は早めにチェックするようにしています。
必要な書類一覧と提出方法
申請に必要な書類は、主に次の3つです。
- 就学支援金の申請書類(学校から配布)
- マイナンバー関係の書類(通知カードやマイナンバーカードのコピーなど)
- 収入に関する書類(課税証明書など、必要なケースあり)
マイナンバーが必要と聞いて焦った人もいるかもしれません。私も最初は「通知カードってどこにしまったっけ…」と家中を探し回りました。でも、コピーが1枚あればOKだったので、子どもが学校に持って行く準備をしやすくするためにも、早めに用意しておくのが吉です。
最近ではオンライン申請に対応している学校も増えており、スマホやパソコンで簡単に提出できるケースもあります。とはいえ、学校によって形式が異なるため、必ず配布された書類を読んで対応しましょう。
申請を忘れたらどうなる?よくあるミスと対処法
一番怖いのは、「申請を忘れたまま期限が過ぎてしまうこと」。
私の近所でも、「書類を出し忘れて授業料を一部払うことになった…」という話を何件も聞いたことがあります。
原則として、申請期間を過ぎるとその年度の支援は受けられなくなるため、要注意です。もし出し忘れたことに気づいたら、すぐに学校へ連絡しましょう。場合によっては「再申請」や「年度途中からの支給」など、救済措置が受けられることもあります。
また、「記入ミスで無効になった」「書類の一部が足りなかった」という事例も少なくありません。とくにマイナンバー関連の提出ミスは多いようで、私も一度、裏面のコピーを忘れてしまって提出し直したことがあります。
確実に支援を受けるためには、「書類の提出」と「期日の確認」が最重要ポイントです。チェックリストを作っておくと安心ですよ。
よくある疑問と不安を解消!高校無償化制度Q&A
「制度の説明は読んだけど、やっぱり細かいところが不安…」
そんなモヤモヤを抱えている方も、ここで疑問をクリアにできます。
保護者が実際によく抱える悩みをQ&A形式でスッキリ解説します。
授業料は全額無料になるの?一部だけ?
これは多くの保護者が最初に抱く疑問のひとつです。
「無償化」と聞くと、“すべてのお金がかからなくなる”とイメージするかもしれませんが、対象は「授業料」のみです。つまり、入学金、制服代、教科書代、部活動費などは別途必要になります。
また、支援額が授業料を上回れば問題ありませんが、私立高校の場合、授業料が高すぎると自己負担が発生します。たとえば授業料が60万円で、支援が39万6,000円の場合、残りの約20万円は自分で支払うことになります。
とはいえ、公立高校であれば、授業料はほぼすべての家庭が実質無料。私立でも、地域によっては全額カバーしてくれる自治体もあるので、進学先と地域の制度を合わせて考えることが大切です。
支援金はいつもらえる?返済は必要?
「この制度って、あとからお金が振り込まれるの?」と聞かれることもありますが、答えはNOです。支援金は家庭に直接支払われるのではなく、国や自治体から学校へ直接支給される仕組みになっています。
そのため、家庭としては授業料の請求が最初から「ゼロ」になったり、請求金額が差し引かれた状態で通知されるだけです。「支給されたのか分からなくて不安」という場合は、学校の事務や会計担当に聞いてみるとすぐに確認できます。
また、支援金は返済不要です。奨学金などと違って、卒業後に返す必要はありません。これも安心できるポイントですね。
子どもがアルバイトしても支給される?
これも意外と多く寄せられる質問ですが、安心してください。子どもがアルバイトをしても、授業料の支援には影響しません。
就学支援金や奨学給付金の支給条件は、あくまで「世帯年収(保護者の収入)」で判断されます。子どもが月に数万円アルバイトをしても、それが収入として判断されることは基本的にありません。
私の息子も、高校2年からコンビニでバイトを始めましたが、支援制度にはまったく影響がありませんでした。むしろ、少しでも自分でお金を稼いで、教材や交通費に充ててくれる姿を見て、「成長したな」と感じることも多くなりました。
ただし、アルバイトの時間が長すぎて学業に支障が出るようだと、元も子もありません。支援制度を活用しながら、バランスのとれた高校生活を送れるようにサポートしていきたいですね。
まとめ|高校授業料 無償化で損しないために知っておくべき5つのこと
「高校授業料は無償になるから安心」と思っていても、実は制度をきちんと理解していないと申請忘れや支給漏れといった“もったいない損”をしてしまう可能性があります。
この記事では、そんなリスクを回避するために、以下の5つのポイントを丁寧に解説してきました。
- 支援を受けられるかどうかは、世帯年収と申請の有無で決まる
- 公立と私立で支援額が異なり、私立は自己負担が残ることもある
- 授業料以外の費用にも使える支援制度が複数存在する
- 申請手続きは学校を通じて行うが、期限と書類に要注意
- アルバイトや家庭の事情によって支援が打ち切られることはほとんどない
どれも、「知っているか・知らないか」で大きく差が出る重要な情報です。私も実際に息子の高校進学のタイミングでこれらの情報を調べ、手続きを一つひとつ確認しながら進めたことで、無事に授業料や教材費の負担を大きく減らすことができました。
ぜひ、この記事をきっかけに、ご家庭に合った支援制度を正しく理解し、申請の準備を早めに進めてみてください。未来の教育の扉を、経済的な不安に左右されずに開いていくために、知識と行動は何よりの武器になります。



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